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洋菓子レシピに上白糖が使われない理由☆それは使われないよね!

 
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洋菓子に上白糖を使っちゃダメなの?!

という質問をよくされます。

 

ちなみに私は、最近グラニュー糖を買ったことがないです。

ジェノワーズ、マカロン、パート・シュクレなど、ほぼ上白糖を使ってます。

 

今回は、洋菓子のレシピに上白糖が登場しない理由について話しますね。

 

洋菓子に上白糖が使われない理由はズバリこれ

砂糖

答えを先に言うと、なぜ洋菓子に上白糖が使われないのかというと、それはズバリ

「西洋には、上白糖がないかいら」

です。

 

上白糖って、日本独自のものなんですね。

なので、西洋には上白糖がそもそもないんです。

なので、レシピに登場しようがないわけです。

洋菓子のレシピに、上白糖が存在しないのは当然なんですね。

 

洋菓子に上白糖を使ってもいいの?!

砂糖

ここでは細かいことは抜きにして、実体験として話しますね。

細かいことというのは、糖度とか、仕上がりとか、洋菓子に与える影響などのことです。

私は洋菓子をよく作ります。

 

ある時、お菓子を作ろうと思った時に、グラニュー糖がなかったんですね。

元パティシエとしては、洋菓子に上白糖を使うのは、若干許し難い行為という固定観念がありました。

でもどうしても作りたかったので、この禁断の規則を破り、上白糖で作りました。

そして仕上がったお菓子を食べると、

「ん?、あれ?グラニュー糖と何かちがうかなぁ」

という感じでした。

 

そこからというもの、なんか変なこだわりだったんだと思うようになり、グラニュー糖は台所から消えました。

上白糖を使う理由は、主に2つあります。

1、洋菓子を実験的に、よく作る。

2、コスパがいい。

ということです。

 

1、洋菓子を実験的に、よく作るとは

現在、洋菓子のレシピは、本当に沢山あります。

その中で、自分が気に入るレシピを模索するために、同じ洋菓子でもレシピを変えて何回か作ります。

使う材料、配合の比率等を変えて、自分好みのお菓子を目指して作るわけです。

なので、甘味に関しては、グラニュー糖だろうが上白糖だろうが、変わらないからです。

 

2、コスパがいいとは

ほぼこの理由が大きな理由ですね。

洋菓子をよく作るので、砂糖も惜しげなく使いたいわけです。

上白糖は、本当にコスパがいいので、バンバン使えます。

それでいて、グラニュー糖と同じ結果を得られます。

おそらく、上白糖とグラニュー糖で作ったものを、それぞれブラインドテストして見分けられるのは難しいと思います。

なので、コスパのいい、上白糖を使うと言うことです。

 

上白糖を使うイタリアマンマの話し

イタリアマンマ

随分前ですが、友人の奥さんでイタリア人の方がいらっしゃいました。

その方と、料理をしたことがあります。

 

その時に、イタリア婦人は、お菓子を作る時に、ちゅうちょなく上白糖を使いました。

私は、

「上白糖使うんですね」

というと、

「このお砂糖は、安くてとてもいいから好きですよ!」

という返事でした。

 

おそらく、西洋に上白糖があれば使ってるんだろうなと思いました。

 

料理ってデジタルの世界ではないので、とっても曖昧でいい部分がありますね。

多少分量が前後しても、仕上がりにさほど影響は出ません。

なので、お菓子作りや、料理に過度なこだわりは必要ないよなぁ、と思います。

 

材料や分量が多少違ってもOK

砂糖

ちょっと余談です。

フレンチややっていたころ、パティシエも経験しました。

その時に、お菓子の分量は先輩からシビアに要求されたものです。

1グラムの違いも許されない的な感じです。

でも作っている家庭で、ゴムベラを駆使しても、1〜2グラムの誤差って結構出てるような思います。

ご家庭で楽しむ料理や、お菓子にはそんなにシビアになる必要はないかなぁと思います。

 

レストランなどでは、常に一定の安定した味や状態を提供し続けるという側面があります。

なので、分量や使う器具などもシビアになって当然ですね。

 

主婦の方と料理をする時がたまにあります。

その時に、新しい発見をすることがしばしばあります。

固定概念にとらわれない発想から、いいアイディアがをいただくことがあるということです。

そこには、主婦としての知恵が詰まっていて、「なるほどなぁ」と感心させられます。

 

何か、面白いアイディアがあれば、教えて欲しいです。

 

まとめ

砂糖

洋菓子に上白糖が使われないのには、当然の理由があります。

そもそも、上白糖自体が日本独自のものなので、西洋には存在していないということですね。

 

洋菓子に上白糖を使うという発想から、色々な過度のこだわりが必要ないということを私は学びました。

余談ですが、虎屋の羊羹って有名ですが、ちょっとずつ時代の変化と共にレシピも変更されているということを聞いたことがあります。

 

そこには

「伝統を守るために、変える」

という発想が垣間見えます。

 

料理は、沢山の人たちによって、変化していくものです。

既成概念にとらわれることなく、

「料理を楽しむ」

ということがとても大切にですね。

 

また新しい発見がありましたら、記事にしたいと思います。

 

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